「施工」の構成
■施工
|
|
■見積、積算、請負契約
|
建築施工について
学科Wの学習の難しさは、建物を建築するための実務的な知識や技術を机上のみで身につけていかなければならないところである。
現場経験のある人は有利ではあるが、実はここに落とし穴があり、
実際現場で正しいこととしてやっていたことが、施工の問題では不正解な場合が多々ある。
それば現場がいけないのではなく、現場では各種確認等により教科書以外の方法も取れるのだが、
試験問題としては間違いとなる。
しかし現場経験は名称の暗記などが身近なものなので理解・イメージしやすい。
逆に現場経験のない人は工事方法を素直に覚えられるがイメージがしにくい。
現場の物を覚えるときは絵と名前の両方で覚えると効率が良い。
◆施工は暗記
建築学科T「計画」と学科W「施工」は基本的には暗記である。
特に施工では各種工事の正確な手順と名称、
数値を覚えていれば他の学科に比べて、比較的20点以上が望める科目である。
まずは各工事で何をすることが目的なのかを明確にし、
これをするためにこういうことが必要だとイメージしていく。
◆名称と数値
これは施工に限らず、他学科でも言えることだが、
ほとんどの数値に関して『起算点』と呼ばれる基準となる数値がある。
例えばつり足場のつり部材の安全係数では
つりワイヤロープといわれたら、安全係数は10以上
つり鎖(チェーン)といわれたら、安全係数は5以上
台付けワイヤといわれたら、安全係数は4以上
玉掛けワイヤといわれたら、安全係数は6以上
とそれぞれ数値が決まっており、問題文中で『何という物』の
『どんな数値』について問われているのかを、
過去問等で触れるときには確認して確実に暗記していくことが重要である。
また、『以上』『以下』のようにその数値を含むのか、
『未満』『〜を超える』のように数値を含まないのか、までハッキリしておく。
そして上述の例のように一つのまとまりが
3つ、4つ、5つくらいであることが多いので、そこまでキッチリ覚える。
そうすることで「安全係数は何を問われても大丈夫」というように潰していける。
特にコンクリート工事や鉄骨工事では覚える数値が多く、
大変だが逆に覚えてしまうと、この2分野だけで毎年4問程度の出題があるので確実な得点源にしたい。
☆ポイント☆
・まずは正確な工事の流れ、手順についてイメージと共に覚える。
・次にそれに伴って出てくる各数値と名称。特に・地盤調査・仮設工事・土工事・
基礎工事・鉄筋工事・型枠工事・コンクリート工事・鉄骨工事については毎年一問から二問、その分野だけの問題として出題されているので得点源としていきたい。
・施工においても、構造設計、鉄筋コンクリート造、鉄骨鉄筋コンクリート造、
鉄骨造、木造に関する知識については他の学科と密接なつながりがある。
特に学科U、Vと一緒に覚えるようにしよう。
言い回しを変えて他学科で同様の内容を問われることもある。
この関連分野の勉強は是非一度に3学科覚えると後ですごく楽になってくる。


